SDGs達成に向けた取り組み

フードロス対策

食料品の取り扱いが多い商業施設を運営する当社において、「フードロス」は長年の課題でした。
当社ではフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を商業施設で初めて導入し、また実証実験としてエキナカ商業施設で余ってしまった食品を、駅で働く従業員とマッチングさせフードロスを削減する取り組み「レスキューデリ」を実施しました。

TABETEとは…飲食店や販売店に存在する“まだ安全に美味しく食べられるのに捨てざるをえない状況にある食事”を美味しくお得に購入することによって「レスキュー」できるサービスです。

東京駅改札内エキナカ店舗の営業終了後に、まだ食べられる食品を駅で働く従業員に販売する「レスキューデリ」を展開、フードロスを削減する新しい”エキナカ食品エコシステム”の構築を目指す実証実験を行いました。

「もったいない野菜」とは、味は変わらないのに傷がついている、形が曲がっているなど、見た⽬が悪いという理由で規格外として廃棄されたり、供給過剰で物流コストが合わずに畑に取り残されたりする野菜のことです。⽇本では年間約500~800万トンの可食部分の廃棄があり(※農林⽔産省統計)野菜に限らず食品ロスは社会的な問題となっています。当社は新幹線で直送された「もったいない野菜」や地産品を販売するマルシェを開催したほか「もったいない野菜」を使用したメニューフェアを開催しました。

また、当社施設で排出される食品廃棄物(生ゴミ)は、100%バイオガス化に利用し、発電燃料として活用されています。

プラスチック対策

プラスチック製ストローは、提供廃止、または紙や生分解性素材を使用したストローへ置き換えを行っています。また、プラスチック製レジ袋は環境配慮素材レジ袋へ置き換えを実施しています。さらに、レジ袋を上記素材へ置き換えた場合でも、お客さまへ有料で販売し、さらなるプラスチック使用量削減に取り組んでいます。

東京駅周辺エリアでのまちづくりにおけるサービス向上およびおもてなしの一環として、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を東京ステーションシティ運営協議会と連携して導入しました。年間約8,000万本消費されているビニール傘の使い捨てによる無駄なプラスチック資源消費を減らし、東京駅エリアを利用するすべての方々へ、雨の⽇でも傘のいらない“おもてなし”を届けています。

経営資源の利活用

  • 傘のシェアリングサービス「アイカサ」

    客貨混載物流の実証事業


    JR東日本グループの未活用経営資源(鉄道・バス車両の未活用スペース)を活用した客貨混載物流を推進し、東京駅に各地域の「希少な農産物」や「伝統野菜」、あるいは「朝どれ商品」「夕どれ商品」などの鮮度が高い現地ならではの商品を日本各地から直送する実証事業を行っています。
    JR東日本グループが持つ様々な輸送・物流インフラの未活用キャパシティを“ 繋げて”、地方から首都圏を結ぶ物流の仕組みを展開しています。

地方創生

JR東日本グループである当社は、歴史ある東京駅を舞台に「出逢創造」を企業理念としています。東京駅は、鉄道はもちろん、人生、文化、地域、時代あらゆるものが出逢い、クロスする場所です。「Cross G」は、その東京駅(=GRAND STATION)を舞台に異なるもの同士を結びつけ、あたらしい価値、物語を生み出すことを⽬的に、当社の新たなプロジェクトとして始動しました。

JR東日本グループにおける、地域との連携を強化する「共創」戦略のもと、地域食材をテーマとしたメニューフェアや地域PRイベントの開催、地域素材と首都圏の事業者をつなぐ新商品の開発など、既存のスキームに捉われず幅広い地方創生事業に取り組んでいます。

JR東日本グループにおける、地域との連携を強化する「共創」戦略のもと、地域食材をテーマとしたメニューフェアや地域PRイベントの開催、地域素材と首都圏の事業者をつなぐ新商品の開発など、既存のスキームに捉われず幅広い地方創生事業に取り組んでいます。

エリアマネジメント

東京駅全体での賑い創出・情報発信・環境整備、インバウンド対応を通じ、東京駅を利用する多くのお客さまの期待に応えることを⽬指し、当社は「東京ステーションシティ運営協議会」の会員となり、顧客サービス向上施策等において中心的な役割を担っています。

東京駅全体での賑い創出・情報発信・環境整備、インバウンド対応を通じ、東京駅を利用する多くのお客さまの期待に応えることを⽬指し、当社は「東京ステーションシティ運営協議会」の会員となり、顧客サービス向上施策等において中心的な役割を担っています。